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IJBC主催「日印ビジネスカンファレンス2025」にCEO見上すぐりが登壇

第4回日印ビジネスカンファレンス開催

日印の中小企業協業と持続可能なパートナーシップを推進

2025年7月10日、インド・チェンナイのMadras Management Associationにて、インド・日本ビジネス協議会(IJBC)主催による第4回日印ビジネスカンファレンス(India-Japan Business Conference 2025)が開催されました。

本カンファレンスは「Accelerating Indo-Japan Partnerships in Technology, Trade, and Sustainability(テクノロジー・貿易・持続可能性における日印パートナーシップの加速)」をテーマに、両国の中小企業支援、テクノロジー連携、人材育成、循環型経済の推進などについて、多角的な議論が行われました。

開会式には在チェンナイ日本国総領事 高橋宗夫氏、JICAインド事務所代表 竹内卓郎氏、JETROチェンナイ所長 白石薫氏、そしてIJBC会長 シッダールト・デシュムク氏が出席し、日印間の実務レベルでの協業推進と「草の根レベルの実行」を呼びかけました。

会場には日本企業関係者、インドの製造業・スタートアップ・教育機関の代表者ら約110名が集まり、16のセッションにわたり具体的な事例と戦略が共有されました。

CEO見上すぐり、ファイヤーサイドチャットに登壇

日印間の文化的差異とストーリーテリングによる信頼構築について語る

カンファレンス前半に行われた「Fireside Chat: Stories as Strategy」に、弊社CEOの見上すぐりが登壇しました。

IJBC会長・シッダールト・デシュムク氏と対談形式で、日印間の文化とマーケティング戦略の関係性について発言を行いました。

JIBC Biz Con 2025 見上すぐり2

見上は、2016年のインド移住以来の生活体験をもとに、次のように語りました。

「インドには、強固な子育てのエコシステムや近隣住民同士の自然な助け合い、地域に根ざしたコミュニティの感覚があります。これは日本の都市生活とは対照的です。」

さらに、両国のビジネス構造の違いについて、以下のように分析しました。

「日本企業では、モノを中心に構築されます。製品の特徴、機能、完璧さが重視される。一方インドでは、人を中心に組み立てられている。感情や人間関係、共有された経験が核にあります。」

その上で、Storytelling では、日本企業のインド市場参入支援において、「製品訴求型から人間中心型ストーリー」への転換を提案しているとし、次のように述べました。

「日本企業がインド市場に進出する際、当社では“製品中心の訴求”から“人を中心とした物語”への転換を提案することが多いです。だからこそ、インドにおけるブランドの信頼はセールストークではなく、物語によって築かれるのではないでしょうか。」

対話の最後は、以下のようにと締めくくりました。

「インド向けコミュニケーション戦略では、“何を提供するか”だけではなく、“人にどんな感情を抱かせるか”でが重要になってくると信じています。」

 

 カンファレンスレポート|本リンク(外部リンク)よりダウンロード可能です。
主催|IJBC公式サイト